アシックス、ニューヨークの旗艦店を閉鎖、約23億円の特損計上

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アシックスのニューヨーク旗艦店「ASICS 5th Avenue Flagship」の外観
ニューヨーク5番街の旗艦店を開業から丸3年で閉鎖した

 アシックスは1月4日、北米子会社が運営する米国ニューヨークの旗艦店「ASICS 5th Avenue Flagship」を閉鎖したと発表した。賃貸契約の解約損と減損損失を合わせて約23億円の特別損失を2020年12月期決算で計上する見込みだ。

 同店は高級ブランド店などが集まるニューヨーク5番街に17年12月にオープンした。店舗面積は698㎡で、ランニング用やトレーニング用などのシューズ、スポーツウエア、アクセサリーなどを販売していた。新型コロナウイルス感染症の収束が見通せない中、事業継続リスクを勘案し、20年12月で閉鎖することを決めた。

 同社は20年11月6日に20年12月期連結業績予想の修正を発表したが、今回の店舗閉鎖による影響はない。20年12月期の売上高は前期比15.4%減の3200億円、営業損益は60億円の赤字(前期は106億円の黒字)、純損益は170億円の赤字(同70億円の黒字)を見込んでいる。

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