米ベスト・バイ、オンライン売上高が急増 引け後の株価上昇
[21日 ロイター] – 米家電量販大手ベスト・バイは、5月開始の第2・四半期の売上高が7月18日時点で前年から約2.5%増えたと21日に発表した。ネット販売の急増が寄与した。株価は引け後の時間外取引で4%上昇した。
新型コロナウイルス禍でネットショッピングの利用が増える中、同社は配達網の拡充を図ってきた。
同期のオンライン売上高は前年比で3倍以上に増えた。6月15日に店舗再開に着手して以降の全体の売上高は約15%増となった。
同社は6月22日までにほぼ全ての店舗を再開し、4月に一時帰休した5万1000人の時間給従業員の約半数を再雇用した。
格付け会社ムーディーズの小売アナリスト、チャーリー・オシェイ氏は「第2・四半期は店舗が営業していた期間が比較的短かったが、同社の商品の重要性と流通ルートを多様化するビジネスモデルの有効性が、暫定売上高の実績に反映された」と分析した。
ベスト・バイはまた、新型コロナを受けて導入した奨励給に代わり、従業員の時給を4%引き上げる方針を明らかにした。また、初任給も時給15ドルに上げるとした。