マクドナルド、6月の既存店売上高は3.2%減、3カ月ぶりのマイナスに
日本マクドナルドホールディングスが発表した6月の既存店売上高は、前年同月比3.2%減と3カ月ぶりに前年実績を下回った。4月は6.5%増、5月は15.2%増と新型コロナウイルスの感染拡大に伴うテークアウトや宅配の需要を取り込んで伸長していたが、緊急事態宣言が全面解除されて通常の生活パターンに戻りつつあることで、需要が一段落した。
ソーシャルディスタンス(社会的距離)を確保するために店内の客席を減らしたことや、前年と比較して土日が2日少なかったことも影響した。既存店の客数は19.4%減、客単価は20.1%増だった。
その他の主な外食チェーンの6月の既存店売上高は、牛丼店の「すき家」が8.7%減、セルフうどん店の「丸亀製麺」が14.8%減、ファミリーレストランの「サイゼリヤ」が33.5%減で、いずれも4カ月連続のマイナスだった。各社とも前月に比べてマイナス幅は改善した。