コメ価格、2週連続上昇=5キロ3804円、備蓄米販売減―農水省

時事通信社

東京の米穀店に積まれたコメ袋
〔写真説明〕東京の米穀店に積まれたコメ袋(資料・AFP時事)

 農林水産省は25日、全国のスーパー約1000店舗で11~17日に販売されたコメ5キロ当たりの平均価格が、前週より67円高い3804円だったと発表した。上昇するのは2週連続。随意契約により放出された、安価な政府備蓄米の販売数量が減る一方、産地や品種が単一の「銘柄米」の平均価格が上昇したことなどが影響したもようだ。

 小売業者などで同期間に販売された随意契約の備蓄米は1万931トンと、前週の1万1820トンから減少した。

  販売数量に占めるブレンド米比率は42%と、前週を6ポイント下回った。備蓄米の多くが産地や銘柄の異なるコメをブレンドして販売されているため、指標として公表されているが、6月末から7月中旬にかけての58%をピークに割合が低下している。

 農水省は、新米の販売が一部で始まっていることなどを背景に、備蓄米の流通量が減少しているとみている。新米を含む銘柄米の平均価格は、4268円と前週から29円上昇した。

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