〔決算〕ファミマ、25年2月期事業利益1.5%増=おにぎりや衣料品好調で

ファミリーマート(非上場)=2025年2月期連結決算は、本業のもうけを示す事業利益が前期比1.5%増の850億円だった。プライベートブランド(PB)のおにぎりやパン、「コンビニエンスウェア」の販売が好調。訪日客需要も取り込み、過去最高を更新した。
純利益は、中国事業の再編に伴う特別利益として300億円を計上したため、63.9%増の849億円となった。営業収益は前期比0.8%減の5037億円。前年に子会社を売却した反動で微減だった。
26年2月期の業績計画は、営業収益が5060億円、事業利益が900億円とそれぞれ増収増益を見込む。純利益は530億円で減益予想だが、25年2月期に特別利益を計上した影響を除けば5億円の増益となる。
東京都内で記者会見した細見研介社長は、足元で急激に円高が進む中、商品の値下げなどの対応は一定の時間を要すると指摘。「消費者の(期待する)感覚と実態とのずれが出てくるのではないかと懸念している」と述べた。







スイーツ強化に、割高感払しょく…売上好調のファミリーマート、2025年の商品政策