年5.3%成長に下方修正へ=4~6月期GDP改定値―民間予測
民間シンクタンク10社による4~6月期実質GDP(国内総生産)改定値の予測が4日までに出そろった。平均値は前期比1.3%増(速報値は1.5%増)、この成長が1年続いた場合の年率換算では5.3%増(同6.0%増)。設備投資の下振れを背景に、速報値から下方修正されると見込んだ。改定値は8日に内閣府が発表する。
設備投資の予測平均は0.8%減で、速報値の0.03%増から下方修正を見込んでいる。財務省が1日に発表した4~6月期の法人企業統計調査で、金融業と保険業を除いた全産業の設備投資額が、前期比(季節調整済み)で1.2%減と、5四半期ぶりのマイナスだったことを反映した。
民間予測の平均では、公共投資も0・4%増(同1.2%増)と、伸び幅の縮小を見込んだ。