米国防大型クラウド契約はマイクロソフト アマゾン受注ならず

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10月25日、米国防総省は、100億ドル規模のクラウドサービス契約を米マイクロソフトと結ぶと発表した。2018年10月撮影(2019年 ロイター/Mike Blake)

[ワシントン 25日 ロイター] – 米国防総省は25日、100億ドル規模のクラウドサービス契約を米マイクロソフトと結ぶと発表した。

同契約は米アマゾンの受注が最有力視されていたが、利益相反の問題でトランプ大統領が選定過程に介入する展開となっていた。

このプロジェクトは「JEDI」と呼ばれ、国防総省のデータをクラウドで一元管理する事業。戦場やその他の遠隔地からのデータおよびクラウドへのアクセスが容易になる。

プロジェクトを巡っては、オラクルが選定過程に懸念を表明し、法的手段に訴える事態に発展した。国防総省で同プロジェクトに関わったアマゾンの元社員の存在などが問題視された。

アマゾンウェブサービス(AWS)は「決定に驚いている。比較の条件を詳細に評価すれば別の結果となることは明らか」との談話を発表。

一方、どこかでマイクロソフトは26日、契約受注について「感謝している。国防総省との長期的なパートナーシップ拡大を期待する」とコメントした。

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