米P&G、通年見通し上方修正 7─9月期好調

ロイター
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P&G本社(シンシナティ)
写真はシンシナティにあるP&G本社ビル/sharrocks

[22日 ロイター] – 米日用品大手プロクター・アンド・ギャンブル(P&G)は22日、第1・四半期(9月30日まで)決算が好調だったことを受け、通年の売上高と利益の見通しを上方修正した。

通年のコア利益の伸びの見通しは5─10%とし、従来の4─9%から引き上げたほか、通年売上高の伸びのレンジ上限は5%と従来の4%から上方修正した。レンジの下限は3%に据え置いた。

第1・四半期は、資産買収・売却や為替相場などの影響を除く本源的売上高(オーガニックセールス)が7%増加。化粧品ブランドの 「SK─II」や「オレイ」などを含む美容部門が10%伸びたことが押し上げ要因となった。歯磨き粉などを扱うヘルスケア部門は9%増。かみそりの「ジレット」を含むグルーミング部門の伸びは1%にとどまった。

総売上高は6.6%増の178億ドルと、リフィニティブがまとめたアナリスト予想平均の174億2000万ドルを上回った。

同社帰属の純利益は35億9000万ドル(1株当たり1.36ドル)と、前年同期の32億ドル(同1.22ドル)から増加。一時項目を除く1株利益は1.37ドルと、予想の1.24ドルを上回った。

序盤の取引でP&G株は4.0%高の123.86ドルとなっている。

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