コロワイド、子会社4工場で太陽光発電=年360トンのCO2削減

時事通信社
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 外食大手コロワイドは27日、セントラルキッチンの運営や商品開発を担う子会社「コロワイドMD」(横浜市)の神奈川工場で、屋上に設置した太陽光発電設備が稼働を開始したと発表した。コロワイドMDが今年1月から順次進めていた主力4工場での太陽光発電導入が完了し、合計で年間約360トンの二酸化炭素(CO2)排出削減効果が見込めるという。

 導入では、発電設備の設置や保守は「VPP Japan」(東京)に委託し、コロワイドMDが電力を自家消費するPPA(電力販売契約)の仕組みを活用する。グループの基幹工場の神奈川工場では仏ヴェオリアグループの日本法人「ヴェオリア・ジェネッツ」(東京)との連携で、エネルギー利用を自動で最適化したり、無駄を見える化したりする制御システムも10月から稼働している。

 コロワイドは、グループで2030年度までにCO2排出量を20年度比で半減させる方針。担当者は「電力だけではなく、食材廃棄削減や排水処理の最適化など、持続可能な事業の在り方を追求する」と話している。

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