米シアーズ、会長が52億ドルで買収=関係筋
[ニューヨーク 16日 ロイター] – 関係筋によると、経営破綻した米小売り大手シアーズ・ホールディングスの破産法に基づく資産売却入札で、同社のランパート会長が約52億ドルで同社を買収した。創業126年の老舗シアーズが営業を継続できることになる。
ランパート会長は提示額を50億ドルから約52億ドルに引き上げた。資産売却入札は非公開で数日間にわたって行われた。
買収は、ランパート会長が運営するヘッジファンド、ESLインベストメンツを通じて行われる。
最大4万5000人の雇用継続と全米425店舗の営業継続が可能になる。
文書の作成と破産裁判所の認可が必要なため、買収が成立しない可能性も残されている。今週中にヒアリングが行われる予定。
関係筋によると、債権団はランパート会長による買収に反対。事業清算を求めていた。
シアーズやESLのコメントは取れていない。