【公取委】　コールマンに排除措置命令、再販価格の拘束で

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　公正取引委員会は６月15日、米アウトドア用品大手の日本法人、コールマンジャパン（東京都港区）に独占禁止法違反（再販価格の拘束）で排除措置命令を出した。

　公取委によると、コールマンは同社のキャンプ用品について遅くとも2010年以降、同社が定めた下限価格以上で販売すること、割引販売は他社の商品を含めてすべての商品を対象に実施するなど一定の条件下で行うことなどを小売業者に繰り返し要請していた。

　これが小売業者による販売価格の自由な決定の拘束に当たるとして、再発防止に向けた必要な措置を取るよう命令した。

　コールマンは、「排除措置命令が下された事実を厳粛かつ真摯に受け止め、今後一層の法令順守の徹底に努める」としている。