エコス、食品物流・卸のグルメンの民事再生を支援、食品スーパーも運営

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 食品スーパーのエコス(東京・昭島市)は1月24日、食品物流・卸のグルメン(同・港区)の民事再生を支援することで同社と基本合意した。

 グルメンは約40億円の負債を抱えて同日、東京地方裁判所に民事再生法の適用を申請した。エコスはグルメンに「所沢物流センター」の業務運営を委託しており、同センターの安定的な運営のためにも同社への支援が必要だと判断した。

 また、グルメンは小売事業として食品スーパー「!mart(アットマート)」3店舗を神奈川県などで運営しており、エコスの経営資源やノウハウを活用することで再生可能と判断した。

 具体的な支援策や資金提供、資本参加などを両社で協議した後、正式なスポンサー契約を結ぶ。

 東京商工リサーチなどによると、グルメンは物流センター開設に伴う先行投資などから収益が低迷、粉飾決算を行っていたことが発覚し、外部アドバイザーが財務の見直しを行ったところ、2012年3月末で実質的な債務超過額が約20億円に拡大した。13年3月期の売上高は97億円で、8300万円の経常赤字を計上している。

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