【東急ストア】新社長に電鉄出身の木下氏、高橋社長は代表権ない会長に
東急ストアでは3月1日付けで副社長だった木下雄治氏(57)が社長に昇格した。社長だった高橋一郎氏(67)は代表権のない会長に、会長だった川島宏氏(73)は代表権を返上して取締役相談役に就いた。
木下氏は親会社の東急電鉄で常務取締役リテール事業本部長などを務めた後、東急百貨店専務を経て、08年5月東急ストアの取締役に就任、同年11月に副社長となった。
川島氏は東急ストア初のプロパー社長で、過去に日本チェーンストア協会会長を務め、現在も副会長に就くなど業界の重鎮の一人。一方、高橋氏は1964年に東急電鉄に入社したが、66年には東急ストアに転じており、実質的にはプロパー社員に近い。
東急ストアは昨年7月1日付けで東急電鉄に吸収合併され、上場廃止となっており、今後は親会社主導の経営色が強まる。