イズミヤと伊藤忠が資本業務提携、自己株5.3%を割り当て

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 関西を中心に89店舗を展開する準大手スーパーのイズミヤ(大阪市)は2月12日、伊藤忠商事と資本業務提携すると発表した。イズミヤは保有する自己株式の3.0%を伊藤忠商事に、日本アクセスや伊藤忠食品など伊藤忠商事のグループ4社に2.3%を割り当てる。売却額は約18億円で、10億円を10~15店の既存店改装投資に、残り8億円を有利子負債の返済に充てる。

 伊藤忠は従来からの保有分を合わせてグループでイズミヤの発行済み株式の7.7%を保有する有力株主となる。両社はプライベートブランド(PB)商品の開発、中国での店舗展開などで提携を進める。

 伊藤忠は昨年10月、ユニーとの資本業務提携を発表、同社に約3%を出資している。ユニーとイズミヤ、四国のフジの3社は2009年から共通のPB商品の開発・販売に乗り出しているが、フジへの伊藤忠の出資やユニーとイズミヤの資本提携の予定はいまのところないという。

 大手総合商社と大手スーパーとの関係では、三菱商事がイオンに、三井物産がセブン&アイ・ホールディングスにそれぞれ数%を出資しており、商社と有力スーパーの協力関係の構図が明確化しつつある。

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