【イトーヨーカ堂】既存店は5.3%のマイナスも、営業利益は11%増

Pocket

 イトーヨーカ堂の10年3~5月期の業績は、既存店売上高が5.3%のマイナス、店舗数が期初より1店舗減の173店となって全店売上高も5.5%のマイナスとなったものの、営業利益は11%増えて11億円となった。経費削減効果が大きかったものと見られる。粗利益率は0.9ポイント低下の28.7%だった。

 6月にアリオ北砂(東京都)を出店したほか、9月以降にアリオ橋本(神奈川県)、アリオ深谷(埼玉県)など4店舗を新設する計画。11年2月期通期では売上高1兆3760億円(0.8%増)、営業利益100億円(6.7倍)を見込む。

 一方、ヨークベニマルの3~5月期の業績は、東北の経済状況が厳しかったこともあり、既存店売上高が6.7%減とイトーヨーカ堂よりも苦戦した。全店売上高も2%減の842億円と前年に届かなかった。営業利益は37%減の17億円だった。粗利益率は0.8ポイント悪化し、25.7%となった。

 11年2月期通期では、売上高3460億円(2.5%増)、営業利益103億円(9.5%増)を見込んでいる。

関連記事ランキング

関連キーワードの記事を探す

© 2024 by Diamond Retail Media

興味のあるジャンルや業態を選択いただければ
DCSオンライントップページにおすすめの記事が表示されます。

ジャンル
業態