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モスフード、ロボット遠隔操作による接客を実証実験、「モスバーガー大崎店」で

オリィ研究所が開発した小型の「分身ロボット」
実験では、オリィ研究所が開発した小型の「分身ロボット」を使う

 モスフードサービスは7月27日から、「モスバーガー大崎店」(東京都品川区)でロボットの遠隔操作による接客の実証実験を始める。8月下旬までの約1カ月の実験期間中、身体に障がいのある関西在住の男女2人が、ロボットを介して来店客と会話し、注文を取る。

 実験では、オリィ研究所(東京都港区)が開発した全長約23センチメートルの小型ロボット「OriHime(オリヒメ)」を使う。オリヒメは身体に障がいのある人や子育て・介護で外出が難しい人などが「パイロット」となって、会話や接客ができるロボット。

 モスバーガー大崎店では、オリヒメで注文を取った後、決済は有人レジで行うが、今後、注文から決済までを行うことができるよう機能を拡張する予定。モスフードではドライブスルーの注文受け付けや自走式ロボットによる配膳業務などに実験の成果を生かす計画。2020年度内にそうした実験を始めることを視野に入れる。

 オリヒメはモスバーガー大崎店において、午後2時〜6時の時間限定で、1台が稼働する。オリヒメのそばにパイロット2人のプロフィールを掲示し、来店客との会話がスムーズに進むようにする。