くら寿司、マグロの品質をAIで判定、仕入れに活用

ダイヤモンド・リテイルメディア 流通マーケティング局
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くら寿司のマグロの品質をAIで判定できるアプリ
マグロの尾の断面画像と熟練の仲買人の目利きの結果を学習させたAIアプリを導入した

 回転ずし大手のくら寿司は、マグロの品質を人工知能(AI)で判定できるアプリを導入し、仕入れに活用し始めた。新型コロナウイルスの影響で仕入れ担当者が産地に足を運べない場合など、アプリを活用して仕入れるマグロの品質を担保する。

 電通と電通国際情報サービスが開発したアプリ「TUNA SCOPE(ツナスコープ)」を導入した。マグロの仲買人は、マグロの尾の断面を見て品質を判断する。同アプリでは、大量のマグロの尾の断面画像と熟練の仲買人の目利きの結果をAIに学習させた。ベテラン仲買人の判断と約90%の確率で一致するという。

 くら寿司では今回、ツナスコープを活用して「A(最上級)」「B(上級)」「M(並品)」の3区分の判別を実施、Aランクのマグロだけを仕入れた。このマグロを熟成させた上で、新商品「極み熟成AIまぐろ」(税別200円)として、7月10日から期間限定で販売する。

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