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モスフード、完全セルフレジを試験導入、20年3月までに約20店舗で

モスフード、完全セルフレジを試験導入、20年3月までに約20店舗で
タッチパネルで商品や決済方法などを選択する

 「モスバーガー」を展開するモスフードサービスは12月2日、商品の注文から決済までを来店客がすべて自分で操作する「フルセルフレジ」を試験導入すると発表した。有人のレジと併設することで、従業員を増やすことなくピーク時のレジ回転数の向上や来店客のレジ待ち時間の短縮を図る。

 12月3日にモスバーガーの「秋葉原末広町店」(東京都千代田区)、10日に「十日市場駅前店」(横浜市)で導入した後、2020年3月頃までに約20店舗に試験導入を広げる。

 フルセルフレジはタッチパネル式になっており、最初にイートインかテイクアウトかを選択した後、商品を選んで番号札を登録、クレジットカードなどで決済する。商品は番号札と引き換えで受け取る。決済方法はクレジットカードのみだが、20年1月以降はプリペイドカードの「モスカード」や交通系電子マネーなどにも順次対応する予定。

 同社は18年11月に一部店舗で、決済だけを来店客が自分で操作するセミセルフレジを導入、都市型の店舗では人時売上高が15%以上向上するなどの成果が出ているという。

 フルセルフレジには今後、4ヵ国語対応機能やお薦め商品を表示する機能を追加して、客単価の向上を図っていく。