ふだん使いできるDSでロピアと競争!ザ・ビッグ福住店の意外な強さとは
イオン北海道(北海道/青栁英樹社長)は2024年10月に西友(東京都/大久保恒夫社長)の北海道事業を承継し、順次イオン北海道の店舗に転換している。このうち、ディスカウントストア(DS)業態「ザ・ビッグ」への転換1号店となったのが「ザ・ビッグ福住店」(以下、福住店)だ。
同店の至近には25年2月に「ロピア福住店」が開業予定で、2店舗間での激戦が予想される。ロピア進出を前に福住店の売場を調査し、イオン北海道の「ザ・ビッグ」の競争力を考察した。
「ザ・ビッグ」「ロピア」の進出で激変必至のエリア
歴史的に数多のディスカウンターがしのぎを削ってきた北海道。直近ではロピア(神奈川県/髙木勇輔代表)の進出や、トライアルカンパニー(福岡県/石橋亮太社長)の出店拡大など、道外企業の存在感が高まっている。
これらを迎え撃つ地場のイオン北海道も、道内でのさらなるシェア向上を図る。出店拡大に弾みをつけることになったのが、西友からの北海道事業の承継だ。同社が展開する札幌市内の9店舗を24年10月以降、順次自社店舗に転換している。

ザ・ビッグ福住店
●所在地: 北海道札幌市豊平区福住1条3-10
●開店日: 2024年11月30日(旧「西友福住店」から店舗承継)
●売場面積: 約700坪
●営業時間: 8:00~21:00
●アクセス: 札幌市営地下鉄東豊線「福住」駅から徒歩約7分
今回、調査店舗に選んだのがそのうちの1つである福住店だ。旧「西友福住店」を転換したもので、9店舗の中では「元町店」とともに「ザ・ビッグ」での出店となった店舗である。
同店が位置するのは、札幌市営地下鉄東豊線の終点「福住」駅から400mほど離れた場所。駅近・住宅街の一角という絶好の立地である。
同店の強力なライバルとなるのが、
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