地域対応強化したSM業態で出店! 「イオンスタイル竹の塚」の売場を解説

取材・文:小笠原 玲 (ダイヤモンド・チェーンストア 編集記者)

イオンスタイル竹の塚(イオンリテール)外観

イオンスタイル竹の塚(イオンリテール)

〒121-0813 東京都足立区竹の塚5-17-10
電話:03-6895-9800
東武スカイツリーライン「竹ノ塚」駅から徒歩約7分

見どころ

▶量り売り総菜コーナーを導入
▶対面販売に注力する鮮魚売場
▶地域住民の声を受けて台湾野菜を販売

 イオンリテール(千葉県/古澤康之社長)は6月26日、東京都足立区に食品スーパー(SM)業態の「イオンスタイル竹の塚」(以下、竹の塚店)をオープンした。

 竹の塚店は、東武スカイツリーライン「竹ノ塚」駅から徒歩約7分の場所にある。2023年に閉店した旧「イトーヨーカドー竹の塚店」跡地にヤマダデンキ(群馬県/佐野財丈社長)が開業した「Tecc LIFE SELECT 足立竹の塚店」の1階に出店した。

 店舗周辺は商店街のほか団地や戸建てが建ち並び、シニア層や子育て世代が多く居住する。竹ノ塚駅周辺は開発が進んでおり、直近では駅の高架化工事が完了。それに伴い、24年5月には駅前にアーケード形式の商業施設がオープンし、駅周辺の人流がより活発になっている。

 競合店は、徒歩10分圏内に「東武ストア竹ノ塚店」「西友竹の塚店」「コモディティイイダ西保木間店」がある。

 竹の塚店の売場面積は約900坪。とくに総菜や冷凍食品の売場を標準店より広めに確保し、簡便・即食需要に対応した商品構成となっている。そのほか、地場野菜や地元メーカーの菓子など地域に根差した商品を差し込んでいるのも特徴だ。

 主要な売場を見ると、青果は売場のトップでぶどうや桃、すいかを大量陳列し、旬を訴求する。また、中華料理や台湾料理の飲食店が多いエリアであることから、

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取材・文

小笠原 玲 / ダイヤモンド・チェーンストア 編集記者

早稲田大学文学部(ドイツ哲学専攻)を卒業後、教育系の編集プロダクションで国語の入試問題の制作を担当。2024年、ダイヤモンド・リテイルメディアに入社。

休日の大半を台所で過ごすほど、無類の料理好き。得意な料理は、出汁巻き卵と切り干し大根の煮物。料理研究家の土井善晴氏を尊敬している。

趣味は、ミニシアターで映画をみること。音の大きな映画が苦手で、日常を切り取ったような変哲のない映画やドキュメンタリー映画を好む。見た作品のリーフレットを持ち帰り、コレクションしている。

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