兵庫県初の「そよら」に開業! 「イオンスタイル西宮今津」の差別化戦略とは

取材・文:植芝 千景 (ダイヤモンド・チェーンストア 編集記者)
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イオンスタイル西宮今津(イオンリテール)外観

イオンスタイル西宮今津(イオンリテール)

〒662-0923 兵庫県西宮市浜松原町21-1
電話:0798-22-0500
阪神・阪急各線「今津」駅から徒歩15分

見どころ

▶兵庫県初の「そよら」の核店舗として出店
▶鮮度の高さや簡便・即食需要対応に注力した商品構成
▶旧ダイエー時代の独自商品を品揃え

 イオンリテール( 千葉県/古澤康之社長)は5月30日、総合スーパー(GMS)の「イオンスタイル西宮今津」(兵庫県西宮市:以下、西宮今津店)をオープンした。イオンリテールが同日に開業したショッピングセンター(SC)「そよら西宮今津」の核店舗としての出店だ。

 兵庫県初の「そよら」となる「そよら西宮今津」は2000年11月に「マルナカ西宮店」として開業し、21年12月に「ダイエー西宮店」へと屋号を変更。そして今回、「そよら」として改装オープンした。延床面積は約2万1000㎡。西宮今津店のほか「DAISO」や「宮脇書店」など15のテナントが入る。

川田雅幸店長
川田雅幸店長
「地域に根差した売場
づくりを推進し、お客
さまに長く愛される店
舗に育てていきたい」

 周辺は「万代西宮今津店」「ロピア西宮今津店」「関西スーパー浜松原店」「コープ西宮南」など有力食品スーパー(SM)が軒を連ね、競争は激しい。こうした状況下、西宮今津店は半径約2㎞圏内を商圏に設定。同エリアに居住するファミリー層を中心とした約5万6000世帯、12万7000人をターゲットに据える。

 売場は1階が生鮮食品・総菜・日配品・日用品・加工食品・酒類・冷凍食品などの食品、2階がヘルス&ビューティ・日用雑貨・アパレルの2フロア構成。厳しい競争環境下で、お客のワンストップショッピングニーズに応える売場づくりで差別化を図っている。

 このうち食品売場は、鮮度の高さと簡便・即食需要への対応に注力した商品構成になっている。

 たとえば1階の青果売場では、

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取材・文

植芝 千景 / ダイヤモンド・チェーンストア 編集記者

同志社大学大学院文学研究科(国文学専攻)修士課程修了後、関西のグルメ雑誌編集部を経て、ダイヤモンド・リテイルメディアに入社。関西小売市場やDX領域を中心に取材・執筆を担当している。現在は大阪府在住。

まとまった休日には舞台・映画鑑賞を楽しむほか、那智勝浦へ弾丸旅行に出かけることも。世界各国の家庭料理を再現するのも趣味のひとつだが、料理に入れたスパイスで歯が欠けたので今は控えめに取り組んでいる。

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