新旗艦店のヤオコー和光丸山台店オープン 「おやつ」を強化した周到なねらいは?
充実のおやつラインアップ、冷凍おやつに注目!
青果では旬の果物をカットフルーツにして販売するほか、種類違いのぶどうを「ぶどうミックス」(100g/税込74円)として販売するなど、より手軽に果物をおやつとして楽しめるような工夫が随所に見られる。また、丸ごとのパイナップルをカットパインに加工することができる機械「パイナバー」を売場に導入。お客が自身で機械を操作して加工する、というレクリエーション要素もあり、ターゲットであるファミリー層の興味を引きそうな取り組みだ。
インストアベーカリーでは、店内製造のベビーカステラやフルーツどら焼き、きな粉ドーナツなど新商品を展開。さらに、モンブランクリームから店内で手作りした「渋川栗のモンブランタルト」や、フルーツやクリームチーズを使用したピザなど、幅広い年代・嗜好に対応できるおやつ商品を取り揃えている。
今回、とくに注目すべきは冷凍部門のおやつだ。ヤオコーのグループ会社である小川貿易(埼玉県/小林正雄社長)直輸入の、「マカロンアソート」(12個/税込842円)や、「チョコクリームエクレア」(4個/518円)を新たに導入。他にも冷凍おやつとして、エッグタルトやワッフル、クレープ、ドーナツ、シュークリームなどを取り揃える。いずれも通常であればあまり日持ちのしない洋菓子だが、冷凍とすることでいつでも・欲しい分だけ楽しむことができる。忙しい共働き世帯や、1人で少しずつ食べたい単身世帯などターゲット層から支持を集めそうだ。さらに、凍ったまま食べたり、他のスイーツのトッピングに使える冷凍フルーツも充実。イチゴやベリーなどは冷凍フルーツとしてよく見かけるが、和光丸山台店ではリンゴや白桃、梨など珍しいものも充実している。
おやつの充実の他にも、冷凍時短商品の充実や若い世代に人気の高いサーモンのラインアップ強化、埼玉県産黒毛和牛の導入など見どころの多い和光丸山台店。初年度売上は28億円をめざす。