初の生鮮総菜コーナー化と2000品目を超える酒類の品揃え・・・田子重小笠店を徹底解説

大宮 弓絵 (ダイヤモンド・チェーンストア 副編集長)
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田子重小笠店の外観

田子重 小笠店

〒437-1514 静岡県菊川市下平川1277
電話:0537-73-8001
JR東海道本線「菊川」駅よりクルマで約20分

見どころ
▶店頭の素材を使った生鮮総菜のコーナー
▶田子重最大のワイン売場
▶充実した遊具コーナーやイートインコーナー

田子重 曽根誠司社長
曽根誠司社長
「お客さまに支持していただけるように日常の食卓ニーズに深く、広く対応できる店づくりをめざしていきます」

 静岡県で食品スーパー(SM)を展開する田子重(静岡県/曽根誠司社長)は2月20日、静岡県菊川市に「田子重小笠店」(以下、小笠店)をオープンした。これにより同社店舗数は計12店となった。

 小笠店は、JR東海道本線「菊川」駅から南へ約8.5㎞にある。基本商圏に設定する半径2㎞圏内には、5159世帯/1万4531人が居住している。近隣に小中学校があるため若いファミリー層も生活するが、高齢化が年々進行しているエリアだ。

 競合店には、店舗から南約1㎞に「フードマーケットマム小笠店」があるほか、地場のSMが点在している。

 小笠店は、田子重が静岡県西部地域に初めて出店した店舗だ。同社がドミナントを深耕する中部エリアから離れるものの、比較的競合店の少ない好立地であることからオープンを決めた。新規出店は2016年3月にオープンした「清里店」(藤枝市)以来約5年ぶりとなる。そうしたなか、小笠店では、新しい商品政策(MD)に挑戦しているのが特徴だ。

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記事執筆者

大宮 弓絵 / ダイヤモンド・チェーンストア 副編集長

1986年生まれ。福井県芦原温泉出身。同志社女子大学卒業後、東海地方のケーブルテレビ局でキャスターとして勤務。その後、『ダイヤモンド・チェーンストア』の編集記者に転身。

最近の担当特集は、コンビニ、生協・食品EC、物流など。ウェビナーや業界イベントの司会、コーディネーターも務める。2022年より食品小売業界の優れたサステナビリティ施策を表彰する「サステナブル・リテイリング表彰」を立ち上げるなど、情報を通じて業界の活性化に貢献することをめざす。グロービス経営大学院 経営学修士

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