ストア・オブ・ザ・イヤー1位は、猛烈な安売り攻勢でお客の心をつかんだ関西1号店

ダイヤモンド・チェーンストア編集部
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驚異の低価格でSM激戦区に参入

 同店の周辺は1km圏内に4万人以上が居住する“分厚い”商圏が広がるが、平和堂(滋賀県/平松正嗣社長)、ライフコーポレーション(大阪府/岩崎高治社長)、万代(大阪府/阿部秀行社長)など関西を地盤とする有力小売がひしめくSMの激戦区でもある。

 同店の売場スペース構成比は、生鮮4品が35%、和日配が18%で、加工食品が28%、菓子が11%、酒類が8%。入口から続く主通路沿い約270坪(歩測)のスペースでは、首都圏の店舗でもおなじみの、青果、鮮魚、総菜、精肉が一体となった“生鮮ゾーン”を展開する。また、冷凍食品を重要カテゴリーと位置づけており、弁当関連は91SKU、餃子は9SKU、唐揚げは13SKUを揃えるなど品揃えも豊富だ(いずれもオープン時)。

 周辺競合店との価格比較で、ロピアの安さが際立つのが、日配品と加工食品。日配品では購買頻度の高い商品を驚異の低価格で提供している。オープニングセールでは、生鮮食品だけでなく、定番のナショナルブランド商品も目を疑うほどの低価格で提供しており、ロピアの猛烈な安売り攻勢にお客も好意的な反応をみせていた。

 ロピアでは24年度に売上高3000億円、31年度にグループ売上高1兆円を目標に掲げている。関西での出店数がどれほどになるかは未知数だが、寝屋川店に続き、すでに「尼崎島忠ホームズ店」(兵庫県尼崎市)、「鶴見島忠ホームズ店」(大阪府大阪市)を出店。今春には「大阪ベイタワー店」(大阪府大阪市)のほか、奈良県1号店となる「ミ・ナーラ店(仮称)」のオープンが決まっている。今後は首都圏よりも出店余地の大きい関西での出店が多くなる可能性もありそうだ。

 首都圏と同様に、今後は関西でもロピアの激しい出店攻勢が見られるか。凄まじい集客力を見せつけ、ロピア関西進出の先陣を切った寝屋川店がストア・オブ・ザ・イヤーに輝いた。

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