「ストア・オブ・ザ・イヤー」2位選出! マミーマート岩崎社長が語る“食品小売の転換期“

聞き手:小野 貴之 (ダイヤモンド・チェーンストアオンライン 副編集長)
構成:上林 大輝 (ダイヤモンド・チェーンストア 編集記者)
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マミーマート(埼玉県/岩崎裕文社長)の「生鮮市場TOPコーナン京葉船橋インター店」(千葉県船橋市:以下、京葉船橋インター店)が、「ストア・オブ・ザ・イヤー2025」の店舗部門で2位にランクインした。同店は同社にとって3期ぶりの新規出店かつ初の旗艦店ということもあり、業界内で大きな注目を集めている。今期も引き続き2つのディスカウントフォーマットの出店を進めるマミーマートの岩崎裕文社長に話を聞いた。

マミーマートの岩崎裕文社長

年商目標45億円を達成ペースで順調に推移

──3期ぶりの新規出店となった京葉船橋インター店がストア・オブ・ザ・イヤー2位に輝きました。

岩崎 順位を聞いたときは驚いた。第三者から認められたということが、多くの社員にとって励みになると考えている。

──マミーマート初の旗艦店として、同店ではどのような取り組みを進めているのでしょうか。

岩崎 オープン後、実際に一定の集客が見込めることが改めてわかったので、改良した商品や新規の商品をまず京葉船橋インター店で展開し、全体で商品の改廃を進めるなど、実験店舗的な立ち位置を確立している。

──京葉船橋インター店の手応えはいかがですか。

岩崎 売上については、オープン時に掲げた年商目標(約45億円)を達成できるペースで順調に推移している。商品では、精肉、鮮魚の味付け商品に手ごたえを感じている。生鮮市場TOP!は料理好きのお客さまをメーンのターゲットにしているが、昨今は共働きのお客さまが多い。味付け商品などの簡便商品に多くの支持をいただいており、お客さまの満足度向上につながっていると感じている。

──現場の従業員の皆さんにはどのようなメッセージを送りますか。

岩崎 オープンにあたり、店長をはじめとした店舗の社員、従業員の方々に重責を負わせていた。オープンから現在まで、継続的に店舗運営をしていただいていることに大変感謝している。さらに頑張っていただきたい。

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聞き手

小野 貴之 / ダイヤモンド・チェーンストアオンライン 副編集長

静岡県榛原郡吉田町出身。インターネット広告の営業、建設・土木系の業界紙記者などを経て、2016年1月にダイヤモンド・リテイルメディア(旧ダイヤモンド・フリードマン社)入社。「ダイヤモンド・チェーンストア」編集部に所属し、小売企業全般を取材。とくに興味がある分野は、EC、ネットスーパー、M&A、決算分析、ペイメント、SDGsなど。趣味は飲酒とSF小説、カメラ

構成

上林 大輝 / ダイヤモンド・チェーンストア 編集記者

2000年生まれ。埼玉県出身。法政大学文学部英文学科卒業後、地方新聞社の営業職を経て株式会社ダイヤモンド・リテイルメディア入社。

流通小売の専門誌「ダイヤモンド・チェーンストア」編集部で執筆・編集を行う。

趣味はお笑い鑑賞、音楽鑑賞。一番好きなアーティストは椎名林檎。

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