2020年末出店! 「ロピア府中フレスポ店」の売場をレポート

矢野清嗣
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精肉では豚肉の販売に注力か

 続く精肉売場では、壁面36尺の冷蔵ケースで豚肉コーナーを展開する。豚肉はセンター納品商品を扱い、「豚ももスライス」「肩ロースブロック」「ロース切身」「豚しゃぶしゃぶ」「生姜焼用」と言った具合に、カット・メニュー別に商品を陳列している。この店舗では、豚肉を強化しているようで、豚肉の売上高構成比が既存店よりも高くなると想定しているのかもしれない。

 豚肉コーナーから壁面で続く鶏肉コーナーでは、店内パック詰めしたと見られる商品を揃え、国産は「越後鶏」、輸入品では調査日がクリスマス前ということもあってタイ産の「ローストチキン5本」(980円)など大きく売り出していた。

店舗奥側壁面で展開する牛肉コーナーも豚肉と同様に、「すき焼き」「牛ブロック」「ステーキ」「焼肉」と、カット・メニュー別に商品を陳列。「国産黒毛和牛」は栃木産、北海道産を揃え、自社ブランド「みなもと牛」は千葉産、宮城産をラインアップ。輸入牛は米国産「プレミアムアンガス牛」、豪州産「鳴尾牧場牛」を扱う。

ロピアの店舗では、青果の次は鮮魚売場とすることが多いが、府中フレスポ店では精肉を配置している。青果に続く売場を鮮魚にするか、精肉にするかは店舗構造にあわせて決定していると思われる。

ロピア府中フレスポ店の売場レイアウト(筆者作成)

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