高密度の都市立地に出店! 「ロピア茨木東太田店」の売場を調査

矢野清嗣
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彩り豊かな果物と野菜のバンドル販売

 売場スペース構成比は生鮮が40%、日配23%で合計63%と標準的だ。

 基本に変化はなく、生鮮売場の配置も標準スタイル。日配も基本的には壁面に配置し、安定感がある。全体に売場配置や商品構成で標準化を進めている。

 部門別に売場を見てみよう。まずは青果売場だ。

 入口の正面には、左右に色彩豊かな青果が並べられ、目に飛び込んでくる。正面の平台では、「清水の白桃4個」(999円)、「あらいの桃3個」(999円)をメインに陳列する。そのほか、スイカ、メロン、ブドウ、キウイ、チェリー、マンゴー、ビワ、イチジクなど幅広く扱い、いずれもカラフルに売場は演出され、担当者の執念と美意識が伝わってくる。

 冷蔵ケースでは「スイカ1/8カット」(399円)、「イエロースイカ1/8カット」(499円)、「シャインマスカットどっさりスイーツ」(2999円)の試食販売を実施していた。高価な商品の試食への意気込みを感じる。

 野菜はベーシック商品をベースに「キャベツ」(99円)、「キュウリ5本」(199円)など、価格訴求を絡めて販売する。とくに、バンドル販売に力を入れていて「レタス」(199円、2169円)、「ブロッコリー」(1159円、2222円)、「アスパラ」(1159円、2220円)、「エリンギ」(199円、2159円)などを展開している。売場では「八百物屋あづま」の屋号を引き立てる演出が行われていた。

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