関西のスーパーで「モダン焼き」を食べ比べ! オーケー・万代・ライフの味とこだわりとは?
ライフは高クオリティだが、だからこそもう一工夫欲しい
最後にいただいたのはライフの「店内手作りモダン焼き」(498円)だ。最大の特徴は天かすの存在感だ。シャキシャキとしたキャベツとふんわりした生地に、天かすの香ばしい風味がプラスされ、絶妙なアクセントを生んでいる。

ただ、価格はほかの2店より100円高く設定されている。そのぶんの“付加価値”を期待して食べ比べたが、正直、100円の差をはっきりと感じるほどの特別感や驚きは見つからなかった。もちろんライフならではのクオリティの高さは感じられるが、リピートするにはなにかもうひと工夫がほしい。そんな印象を受けた。
「関西のモダン焼き」はどうあるべきか
今回、3チェーンのモダン焼きを食べ比べて改めて感じたのは、食卓で主役を張る存在感と、日常的に購入できるような気安い価格の両立がリピートのカギとなるということだ。
いずれのチェーンも、キャベツのシャキシャキ感や生地のふっくら感など、関西モダン焼きに欠かせない“素材のよさ”と“食感のリズム”にはこだわりが光る。その商品を、手頃な価格で提供できてこそ、消費者に愛される総菜となるのだろう。
どのチェーンも、日常に寄り添う味わいと価格を追い求めてほしい――そんな期待を込めて、次はなにを食べ比べようか、すでに楽しみである。







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