長崎初出店! 「フードウェイ長崎スタジアムシティ店」の売場づくりとは

ダイヤモンド・チェーンストア編集部 (株式会社ダイヤモンド・リテイルメディア)
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フードウェイホールディングス(福岡県/後藤圭介社長)は、2024年10月14日にオープンした複合施設「長崎スタジアムシティ」(長崎県長崎市)内に、「フードウェイ長崎スタジアムシティ店」(以下、長崎スタジアムシティ店)をオープンした。

同社としては県内初出店、スタジアム併設の大型複合施設の核テナントという特異な立地でどのような店づくりを行っているのか、レポートする。

試合・イベント開催時の即食需要に対応

 今回フードウェイが出店したのは、長崎スタジアムシティ内の「スタジアムシティサウス」棟の2階。JR西九州新幹線・長崎本線「長崎」駅から徒歩10分とアクセスがよく、サッカースタジアムやアリーナを含む大型複合施設内ということもあり、広域からの集客も期待できる。

 フードウェイとしては、長崎県内初出店、そしてこれまで実績のない特徴的な立地での出店となった。

フードウェイ長崎スタジアムシティ店外観
店舗は商業施設棟「スタジアムシティサウス」の2階に位置する

 基本商圏に設定するのは半径3㎞圏内で、30~50代の子育て世帯が多い。店舗の立地こそやや特殊だが、日常使いのニーズも十分に取り込める店舗といえる。

 売場面積は約1123㎡で、フードウェイの本拠地・福岡県産の食材やメーカーの商品を導入して近隣の競合店との差別化を図りつつ、長崎の地場商品も多く揃えて地域対応にも力を入れている。

 一方で、スタジアム併設ということもあり、イベントや試合が開催される週末には長崎スタジアムシティ全体で約4万人の来場があるため、長崎スタジアムシティ店の来店客数も大きく増える傾向にある。

 新井健斗店長は「試合やイベント開催時は店の外まで行列ができることもあり、オープン当初は驚いた。試合観戦の前に飲食物を購入してからスタジアムに持ち込むお客さまが多く、週末は即食商品のニーズが非常に高い」と話す。

 このため同店では

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ダイヤモンド・チェーンストア編集部 / 株式会社ダイヤモンド・リテイルメディア

ダイヤモンド・チェーンストア編集部は、業界をリードする提案型編集方針を掲げ、小売業の未来を読者と共に創造します。私たちは単なるニュース伝達に留まらず、革新的なビジネスモデルやトレンドを積極的に取り上げ、業界全体に先駆けて解説することを使命としています。毎号、経営のトップランナーへの深掘りインタビューを通じて、その思考や戦略を読者に紹介します。新しくオープンする店舗やリニューアルされた店舗の最新情報を、速報性と詳細な分析で提供し、読者が他では得られない洞察を手に入れられるよう努めています。私たちの鋭い市場分析と、現場の細部にわたる観察を通じて、注目すべき店舗運営の秘訣を明らかにします。

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