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植物性ミルク市場、アーモンドやオーツ麦など豆乳以外のバリエーションも豊富に

文:山田 陽美
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豆乳とアーモンドミルクの市場規模推移および対前年比

試飲販売も仕掛けてトライアルを喚起

 植物性ミルクはコロナ禍以降の健康意識の高まりもあり、幅広い年代が手に取るようになった。消費者からの関心も高いカテゴリーであることから、メーカー各社もさまざまな施策を打ち出している。

 カゴメは「アーモンドブリーズ」をリニューアル。アーモンドの素材感がしっかりと感じられる飲みごたえのあるコクと、スッキリとした後味を両立している。

 明治は24年春に発売した「明治まるごとオーツ オーツミルク」が好調に推移。今期は「明治まるごとオーツ オーツミルクコーヒー」をラインアップに加えた。

 キッコーマンソイフーズは新商品として北海道産大豆を100%使用し、大豆と水だけでつくった無調整豆乳「キッコーマン 豆乳一丁」を発売。マルサンアイはレギュラー豆乳シリーズおよびカロリーオフ豆乳シリーズのパッケージデザインを10年ぶりに全面リニューアルした。

 市場の拡大が期待される植物性ミルクだが、健康意識の高い人が飲むイメージが強く、知っているが飲んだことはない「認知未購入者」のトライアルが課題となっている。

 植物性ミルクは人によっては独特のクセを感じるため、そのまま飲むだけでなくコーヒーや紅茶に入れたり、シリアルにかけたり、料理に使ったりなど、使い方を広げることで使用頻度も向上するだろう。

 売場でも栄養素や牛乳との違い、味の特徴など植物性ミルクの特色をPOPやボードで紹介するほか、試飲販売での訴求やレシピと絡めた提案で興味関心を引き、トライアルに結び付けていきたい。

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