対前期比7%増!PC活用進む、好調ライフコーポレーションの青果戦略とは
ライフコーポレーション(大阪府/岩崎高治社長:以下、ライフ)の近畿圏農産部では、「品質」と「価格」のバランスを重視した商品政策(MD)を実施している。積極的な産地開拓で強みとする豊富な品揃えを実現しつつ、プロセスセンター(以下、PC)を活用して生産性と収益性を向上。競合他社との差別化を図り、さらなる集客増をねらっている。
品質と価格重視の施策で上期は好調
ライフ近畿圏農産部が担当するのは、大阪府、兵庫県、京都府、奈良県にある全169店舗(2024年11月時点)の農産部門だ。24年は、夏の高温による生育不良などの影響で野菜の相場高が続いた。

相場高で単価が上昇し、消費者の買い控えも起きる難しい状況において、ライフの農産部門の24年上期の売上高は既存店ベースで対前期比7%増。対前期比3%増だった23年度から大きく伸長し、22年度も踏まえるとこの2年で「数値実績としては2ケタ近く伸長した」と井上学部長は語る。
難しい環境のなかで売上を大きく伸ばした理由として井上氏が挙げるのが
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