セブン-イレブン、猫の日に合わせ23種の商品展開、そのこだわりとは
セブン–イレブン・ジャパン(東京都/永松文彦社長:以下、セブン–イレブン)は2月14日より、「猫の日」(2月22日)にちなんだキャンペーン「にゃんこ発見!」を展開している。今年で3回目を迎えた同キャンペーンでは、猫をモチーフにしたスイーツやパン、ホットスナックなどを、昨年の5種類から大幅に増やし、全23種類を展開する。
「ネコノミクス」の波及効果は2.9兆円超!
2月22日は「猫の日」として、猫の鳴き声「にゃん・にゃん・にゃん」にちなんだ記念日として広まっている。この日に合わせて、多くの企業が猫にちなんだ商品やキャンペーンを展開している
ファミリーマート(東京都/細見研介社長)が、猫をモチーフにしたデザート、パン、チルド飲料や日用品などのオリジナル商品を発売する「ファミリ~にゃ~ト大作戦!」を実施する。カインズ(埼玉県/高家正行社長)も「カインズ にゃん祭2025」として期間限定のペットフードや猫をモチーフにした雑貨を販売するなど、企業による関連商品の展開が活発だ。
ペットフード協会の調査によると、近年、猫の飼育頭数が増加し続けており、14年には長年飼育頭数1位だった犬を上回り、猫が首位となった。23年の調査では、ペットの総飼育数は約1591万匹となり、そのうち猫は約907万匹を占めている。
こうした猫人気の高まりを受け、「ネコノミクス」と呼ばれる猫関連の商品やサービスが生み出す経済効果が注目されている。関西大学の宮本勝浩名誉教授の試算によると、猫関連市場の経済波及効果は2025年には約2兆9086億円に達するという。
セブン–イレブン商品本部ベーカリー・スイーツ部 スイーツ・乳飲料チーフマーチャンダイザーの飯野めぐみ氏は、「近年、猫の日への関心が高まっており、一部ではバレンタインを上回る関心を集めているとの声もある」と語る。猫の日にちなんだグッズの購入やSNS投稿数の増加からも、消費者からの猫人気が見て取れる。