ガーデニング肥料部門第1位は ハイポネックス ジャパンのヒット商品に!

ダイヤモンド・ホームセンター編集部
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マグァンプKに殺虫成分を配合
肥料用途を打ち出し、農薬使用のハードルを下げる

 ハイポネックス ジャパンが2022年に上市した「虫を予防するマグァンプD」は、発売以来約60年の実績を誇り、元肥のトップブランドとして市場をけん引する「マグァンプK」に、優れた殺虫成分ジノテフランを配合した、「肥料+殺虫剤」だ。商品名にあるアルファベット「D」は、ジノテフラン(Dinotefuran)、害虫からのディフェンス(Defense)、肥料と農薬のダブル効果(Double)の頭文字から採用している。

 同商品は、認知度の高い「マグァンプK」の肥料としての用途を打ち出しながら、ユーザーの農薬使用の心理的なハードルを下げることを目的に、21年の5月にプロジェクトを立ち上げて開発に着手した。容量(200g)に対して値ごろ感のある価格と、汎用性の高い適用植物、使いやすい性状、ばらまくだけの手軽な散布方法といった商品設計を行った。なお、殺虫成分が含まれているため、5gの計量スプーン付きとした。

 パッケージには、「マグァンプK」と同じロゴを使用しながら、適用作物の花や野菜のイラストをプラスし、全体では「マグァンプK」と差別化し、若年層にも親しみやすいデザインを採用。売場で目立たせることで、肥料+農薬の新しい需要獲得を図った。

 害虫発生前からの予防に使用できること、肥料と殺虫の効果が約1カ月間持続すること、においが少ないこと、そして花・野菜・観葉植物に使用できるという商品特長もあり、流通での評価は高く、肥料売場だけではなく、農薬売場や催事コーナー、植物売場などの多カ所展開を行うところも多かった。

ハイポネックス ジャパン 虫を予防する マグァンプ®Dの植物との関連販売での展開も積極的に行われた
植物との関連販売での展開も積極的に行われた

 ユーザー層も、とくに新しい商品を手に取る傾向の高い若年層を中心に広がりを見せ、今回のヒット商品の受賞につながった。

ハイポネックス ジャパンの23年の「ハイポネックス原液」のテレビCM
23年の「ハイポネックス原液」のテレビCM では、地球の使者としてパンサーの尾形貴弘さんを起用。食料自給率UP への貢献やCO2 削減というメッセージを込めて、少し大げさに家庭菜園へ対する地球からの感謝を訴える内容になっている

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