価値が見直され「パスタ・パスタソース」の需要は高止まり、市場は拡大継続か
簡便ニーズに対応した「あえるタイプ」が牽引
粉末・ペーストのパスタソースの期間通算の金額PIは、988円で対前年同期比4.4%減。パスタの需要と同様に1月まで好調に推移しているが、前年の特需の反動により2月~7月まで前年割れとなった。とくに3月は同28.3%減、4月は同32.8%減と大きく落とした。パスタソースの中でも簡便ニーズに対応した「あえるタイプ」が市場を牽引しており、ラインアップも広がっている。
一方、レトルトソースの期間通算の金額PIは、1707円で同0.9%減となった。キユーピーでは、パスタソースの新シリーズ「レシピひろがるパスタソース」を新発売。具材を炒めてゆでたパスタにあえるだけのパスタソースで、さまざまな料理にアレンジできるのが特徴だ。
内食化傾向が続き、レパートリーを増やしたいニーズが顕在化しており、ひと手間加えて料理をアレンジできる調味料の使い方が広がっている。パスタソースも、アレンジメニューへの活用が加速しているようだ。