ノンアルコール飲料市場、外出自粛や家飲みの増加で健康を気づかう人から支持
「ノンアルコールサングリア」で若年女性を獲得する
その他のノンアルコール飲料の期間通算の金額PIは720円で、対前年同期比10.7%増。ビールテイスト飲料同様にステイホームの影響で需要が伸びており、5月、6月のほか、2回目の緊急事態宣言期間の1月、2月も2ケタ増で伸長している。
ノンアルコール飲料市場はビールテイスト飲料が大半を占めており、RTD系やワイン系の飲料のウエートはまだ小さく、市場拡大のチャンスがありそうだ。最近は体質的にお酒が飲めるのに飲まない、という人が増えており、とくに20~30代の若年層に多くなっている。ノンアルコール飲料市場を拡大するためには、こうした若年層の取り込みが欠かせない。
ワインカテゴリーの中でもサングリアは20~30代女性に支持されていることから、メルシャンでは今年6月にノンアルコールサングリアという新しいカテゴリーを創造し、「MOCK Bar(モクバル)」を新発売する。「お酒は好きだけど、自分の時間を酔わずに楽しみたい女性」に向けて訴求していく。ビールテイスト飲料が中心のノンアルコール飲料市場に、贅沢感があって華やかな新商品を投入し、新たなユーザーを獲得していく。ライフスタイルや嗜好に合わせた新たな商品の投入で、ノンアルコール飲料市場拡大につながりそうだ。

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