ノンアルコール飲料市場、外出自粛や家飲みの増加で健康を気づかう人から支持
「ノンアルコールサングリア」で若年女性を獲得する
その他のノンアルコール飲料の期間通算の金額PIは720円で、対前年同期比10.7%増。ビールテイスト飲料同様にステイホームの影響で需要が伸びており、5月、6月のほか、2回目の緊急事態宣言期間の1月、2月も2ケタ増で伸長している。
ノンアルコール飲料市場はビールテイスト飲料が大半を占めており、RTD系やワイン系の飲料のウエートはまだ小さく、市場拡大のチャンスがありそうだ。最近は体質的にお酒が飲めるのに飲まない、という人が増えており、とくに20~30代の若年層に多くなっている。ノンアルコール飲料市場を拡大するためには、こうした若年層の取り込みが欠かせない。
ワインカテゴリーの中でもサングリアは20~30代女性に支持されていることから、メルシャンでは今年6月にノンアルコールサングリアという新しいカテゴリーを創造し、「MOCK Bar(モクバル)」を新発売する。「お酒は好きだけど、自分の時間を酔わずに楽しみたい女性」に向けて訴求していく。ビールテイスト飲料が中心のノンアルコール飲料市場に、贅沢感があって華やかな新商品を投入し、新たなユーザーを獲得していく。ライフスタイルや嗜好に合わせた新たな商品の投入で、ノンアルコール飲料市場拡大につながりそうだ。
カテゴリーフォーカス の新着記事
-
2021/05/13
茶系飲料市場、チャネルにより明暗分かれる 健康やおいしさなど新たな魅力を訴求 -
2021/05/12
低カロリー甘味料市場、コロナ禍で内食生活が浸透し、間口・奥行きともに拡大 -
2021/05/11
プレーンヨーグルト市場、食シーンが広がり大容量中心に消費量は増加 -
2021/04/28
マヨネーズ市場、コロナ禍の内食率増加で需要は安定的に拡大 -
2021/04/27
ノンアルコール飲料市場、外出自粛や家飲みの増加で健康を気づかう人から支持 -
2021/02/10
岩塚製菓がプラスチック包材を3割削減、環境に配慮した商品開発を進める
この特集の一覧はこちら [11記事]
関連記事ランキング
- 2025-01-04スナック市場、土産物需要やオフィス需要が回復 新たなニーズや価値の創造が活発化
- 2024-12-28クックマート、独自性の高い品揃えと“ひと手間主義”で牛肉カテゴリーの価値訴求を強化
- 2025-01-04生活者の環境意識は高いが 10代の過半数は“エコ疲れ”
- 2025-01-06青果市場、地場野菜や機能性野菜、簡便野菜など 付加価値訴求がトレンドに
- 2024-12-10サントリーが濃縮飲料「おうちドリンクバー」でつかんできた確かな手応え
- 2022-01-05輸入牛の新規開拓戦略が奏功、湘南地区のローカルスーパー「たまや」の戦略とは
- 2023-12-11減塩市場、味噌や醤油を中心に堅調に推移、新たに主食系もラインアップが拡大
- 2024-12-09“本格ビールのうまさ”と“糖質ゼロ(※1)”が両立!「パーフェクトサントリービール」が好評
- 2021-03-22SDGsで先行する欧米食品スーパーの現状は?ウォルマート、クローガー、テスコの事例を紹介
- 2023-01-21ヤマモリ 三林圭介社長、「ベンチャースピリット」で変革への挑戦を加速する
関連キーワードの記事を探す
クックマート、独自性の高い品揃えと“ひと手間主義”で牛肉カテゴリーの価値訴求を強化
コンテスト参加による販売実績の伸長や陳列技術の向上など多様なメリット
卸オリジナル商品市場、トレンドを取り入れた付加価値の高い商品開発が加速
即席麺市場、秋冬の需要期に向けて各社からこだわりの新商品が続々登場
ラップ&ホイル市場、値上げの影響も少なく、使用シーン拡大で堅調に推移