岩塚製菓がプラスチック包材を3割削減、環境に配慮した商品開発を進める

2021/02/10 12:00
ダイヤモンド・リテイルメディア 流通マーケティング局

 日本のお米の需要と消費拡大をめざし、日本のお米を100%使用した米菓づくりに取り組んでいる岩塚製菓。なかでも人気No.1のせんべいが「岩塚の黒豆せんべい」。こだわりの原料と独自の製法で生み出した歯ごたえのある食感は幅広い層に支持されている。

岩塚製菓

 

 同社では東日本大震災復興支援商品として福島県南相馬市の子供たちとともに商品開発した「バタしょっと」を2013年から販売を開始。毎年期間限定で発売しており、売上の一部を義援金として南相馬市に届けてきた。2011年の出会いから今年で10年が経ち、当時一緒に商品開発した子供たちは20歳を迎える。2月には当時の子供たちの姿をパッケージに掲載した「バタしょっと」を発売し、福島県南相馬市との10年にわたる支援活動の集大成を迎える。

中静 幸徳氏
マーケティング部営業企画課  中静 幸徳氏

 一方、米菓で課題のひとつになっているのがプラスチック包材の削減。同社では昨年からパッケージのスリム化に取り組みはじめた。プラスチックトレーの使用をやめ従来品よりスリムにし、内容量はそのままに、プラスチックを3割削減した。

 北海道十勝産大袖振大豆を使用したソフトな食感の「大袖振豆もち」と、桜えびを生地に練り込み、あっさりした塩味で仕上げた「桜えびかきもち」、もち米の風味を感じられるシンプルな味わいの「岩塚あられ 鬼ひび」をスリムパックに変更した。これにより、ゴミの排出量を減らすことができ、環境負荷低減につながる。同社では順次、スリムパック化を進めていく考えだ。

 また、小売店に対して「まるごとにっぽん米」の米菓のコーナー化を提案。健康志向を背景に原料にこだわる人が増えていることから、コーナー化することで、ユーザーにとって購買時に商品を探しやすいというメリットがあり、購買促進につながっている。今後も引き続き、コーナー化を促進していく考えだ。

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