コロナ禍にあっても注目度の高いガーデニング市場、盛況だった2020年秋に開催された展示会を振り返る
道工具・作業用品編
工機ホールディングスは2020年10月、電動工具ブランド「HiKOKI(ハイコーキ)」からコードレスインパクトドライバの新製品「WH36DC」を発売した。最大の特徴は、トリガーフィーリング(操作感)と外観デザインを自分の好みやスタイルに合わせてカスタマイズできる点だ。専用のスマートフォンアプリで操作感をカスタマイズし、作業シーンに合わせた最適なモードで使用できる。
マキタは、18V園芸工具シリーズの提案を来春も強化する。展示会で展示したのは今年発売した「充電式ポールヘッジトリマー」「片刃式ヘッジトリマー」など。なお、同社のリチウムイオンバッテリーを搭載した「充電式保冷温庫」も提案した。同商品は、新型コロナ禍で今年最もよく売れた商品の1つだ。
シンワ測定は今秋、「積算温度計 防水型」を発売。家庭菜園向けに来シーズン、提案していく。積算温度は、日々の平均気温を一定の期間で合計したもの。これにより、農作物の適切な収穫時期の目安を測ることができる。
山善は、ナカトミが製造するパワー工具「ドリームパワー」シリーズを展開した。個人ユースからプロまでカバーできる品揃えが特徴。その中でも、ガスボンベで稼働するインバータ発電機が人気だ。
アトムは、農業・ガーデニング用ブーツでロングセラーの「GREEN MASTER」を展開した。来春は新デザインのヘザーグレーとリアルフォレストを発売する予定だ。
丸五は、19年に発売した完全防水で帯電防止機能があり耐油性とグリップ性の高い「Mandom#56」を今後も強化する。グリップを究極に高めたソール「ULTRA SOLE」を採用したスニーカーも展開した。
富士グローブは、手の平側に日本製皮革、手の甲側に日本製合皮皮革と、日本製にこだわった作業用手袋「QUARTET(カルテット)」を提案した。