冬到来前におさえておきたい、「木枯らし1号」が吹く日に強化すべきカテゴリTOP30!

常盤 勝美 (True Data流通気象コンサルタント)
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冬到来間近を知らせる季節の風物詩的現象、木枯らし1号。この言葉を聞いただけでも何だか寒さを感じるような気がしますね。寒くなると、私は無性にすき焼きや肉まんなどが食べたくなります。今回は、人々のニーズが変わるきっかけの時期ともいえる木枯らし1号の発表基準と、この時期はどのような商品が売れるのか、ウェザーMDのポイントをまとめます。

Slavica/iStock

「木枯らし1号」とは

 秋以降、「西高東低」の冬型の気圧配置となって吹く、シーズン最初の北寄りの季節風(一定の強さ以上の風)をさし、東京地方と近畿地方で発表されます。それぞれで木枯らし1号の発表基準や対象期間が少し異なります。たとえば、観測対象期間は東京地方の場合、10月半ば以降11月末まで、近畿地方は二十四節気の霜降(10月23日頃)から冬至(12月22日頃)までとなっています。

 年によって木枯らし1号観測日にばらつきが大きく、特に東京地方では2018年以降の4年間で木枯らし1号が観測されたのは1回だけです。ここ最近10年の傾向を見てみると10月中に木枯らし1号が吹くケースが多いことが分かります

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記事執筆者

常盤 勝美 / True Data 流通気象コンサルタント

株式会社True Data 流通気象コンサルタント  神奈川県小田原市生まれ。

大学で気候学、気象学を専攻した後、20年以上にわたり民間気象情報会社にて、コンビエンスストア、スーパーマーケット、食品メーカーなどに対してウェザーマーチャンダイジングの指導などを行う。現在は株式会社True Dataに所属し、流通気象サービスを推進している。著書に「だからアイスは25℃を超えるとよく売れる」(商業界)など

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