マヨネーズ市場、内食率増加の追い風や健康志向の高まりで好調をキープ
多様化する健康ニーズに合わせ、ラインアップが広がる
健康訴求型マヨネーズも好調だ。同カテゴリーをリードするのが、キユーピーの「キユーピーハーフ」。発売30周年となる今年は、原料の配合を見直すことで、おいしさの向上につなげ、マヨネーズらしい味わいを実現した。30周年を記念してテレビCMの投下やプロモーションを展開し、需要を盛り上げていく。
味の素ではこの春に「ピュアセレクト コクうま65%カロリーカット」をリニューアル。Wエマルションの油相比率を上げて、よりコクのある濃厚な味わいに仕上げた。お酢をレギュラーマヨネーズに合わせることで、酸味を抑え、よりコク・うま味・厚みのある味わいとなっている。石田ゆり子さんを起用したテレビCMやデジタル施策を展開し、新しくなった同ブランドを訴求していく。
また、アマニ油やオリーブオイルなどのプレミアムオイルを使用したマヨネーズが好調で、手軽にプレミアムオイルを摂取したい人から支持されている。キユーピーの血圧が高めの人向けの機能性表示食品「キユーピー アマニ油マヨネーズ」や日本製粉の「ニップン アマニ油入りマヨネーズ」などが品揃えされている。
そのほか、コレステロールが高めの人に向けた特定保健用食品の「キユーピーディフェ」や、内臓脂肪を減らす機能性表示食品の「キユーピーフィッテ」、コレステロールを下げるのが特長の特定保健用食品の「ピュアセレクト®サラリア®」などがラインアップされている。健康ニーズは多様化していることから、それぞれのニーズに合わせた提案で、マヨネーズ市場の底上げを図りたいところだ。