リテールパートナーズ
収益体質とグループ経営を強化
2027年2月期に営業収益2960億円めざす
リテールパートナーズは丸久、マルミヤストア、マルキョウを傘下に持ち、九州・中国で食品スーパーを展開する。店舗数は274店舗(2025年2月末)だ。
15年に丸久とマルミヤストアが経営統合して発足した純粋持ち株会社だ。17年にはマルキョウが経営統合。23年にはハツトリー、25年には永野を子会社化した。
18年にアークス(北海道)、バローホールディングス(岐阜県)と結成した「新日本スーパーマーケット同盟」では、商品分科会・業務改革分科会・サステナビリティ分科会・次世代領域開発分科会・マネジメント分科会の5つの分科会で、商品の共同仕入れ企画の実施、資材の共同調達によるコスト削減に取り組んでいる。
25年2月期の連結営業収益は、23年5月ハツトリーを連結子会社としたことに加え、4店舗の新設を行ったことなどにより、前の期から5.8%伸長し、過去最高を更新した。Amazonと協業し「マルキョウネットスーパー」を立ち上げ、生鮮食品のオンライン販売・配送サービスの提供を開始したほか、南九州エリアの物流の安定維持・最適化のため、宮崎県宮崎市において「RPG宮崎物流センター」の稼働を開始した。
同社は企業価値向上を実現するため、「第3次中期経営計画」(25年2月期から27年2月期)を推進し、収益体質とグループ経営の強化に取り組んでいる。短期的には既存エリア・サービスの強化に向けて成長投資を行い、中長期的にはエリア拡大・新たな価値創造のための新規サービスやM&A(合併・買収)による非連続的な成長をめざす。また、リテールパートナーズならではの商品・サービスを提供し競争力の強化を図る。収益性の強化では、共同調達やプライベートブランド開発・オペレーションの効率化により営業費用を削減し、売上総利益の改善とローコスト運営による生産性の向上を図る。
中計の数値目標は、27年2月期に営業収益2960億円、経常利益98億円、経常利益率3.5 %、ROE(自己資本当期純利益率)7.0 %、PBR(株価純資産倍率)1.1倍を掲げている。
代表取締役社長 : 田中 康男
| 売上高 | 売上高 総利益率 | 売上高 営業利益率 | 売上高 販管費率 | 売上高 経常利益率 | 売上高 当期純利益率 |
|---|---|---|---|---|---|
| 252,161百万円 | 23.4% | 2.6% | 24.2% | 3% | 1.8% |
決算期:2024年2月 / 連結






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