リテールパートナーズ

2期連続の増収増益で過去最高収益

Amazon協業のネットスーパーを立ち上げ

 25年2月期は2期連続の増収増益となり、営業収益が過去最高となった。リテールパートナーズは期初に、2025年2月期を初年度とする第3次中期経営計画を策定した。3つの基本方針である①既存事業の強化・新ニーズへの対応、②経営インフラの整備・高度化、③ステークホルダーとの関係強化を掲げ、収益体質とグループ経営強化の取り組みを推進した。

 25年2月期を振り返ると、SM事業では宮崎県を本拠とするSM企業の株式会社ハツトリーを連結子会社化。さらに、4店舗の新規開店などにより、営業収益が過去最高を更新した。原材料価格の高騰による仕入価格の増加、物流費上昇、賃金の引き上げによる人件費増加などが響いた一方で、電力量の使用量を削減し増加幅を抑えた。人件費増加への対策として、キャッシュレス決済機能の導入に積極的に投資した。それにより労働時間・費用を抑制しつつ、顧客に対して利便性向上も訴求。

 新たな取り組みとしては、25年2月期からAmazonとの協業により「マルキョウネットスーパー」を立ち上げ、新たな買物体験の提供や利便性の向上を推進している。ウェブサイトとアプリを活用した同サービスは地産地消にこだわった新鮮な生鮮品をはじめ、スイーツなども揃えている。加えて物流の最適化と安定化に向け、「RPG宮崎物流センター」の稼働を開始。グループの収益性および効率性の向上へ寄与することを見込んでいる。26年2月期には、福岡市とその周辺の一部地域を対象としている現行のネットスーパー配送エリアを拡大することも検討。以上の取り組みにより、2026年2月期は3期連続となる増収増益を目指す。

代表取締役社長 : 田中 康男

売上高売上高
総利益率
売上高
営業利益率
売上高
販管費率
売上高
経常利益率
売上高
当期純利益率
252,161百万円23.4%2.6%24.2%3%1.8%

決算期:2024年2月 / 連結

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