リテールパートナーズ、本決算は増収増益を維持
リテールパートナーズ(山口県)が4月14日に発表した2025年2月期決算(連結2024年3月1日~2025年2月28日)は、営業収益が前期比5.8%増の2,667億4,100万円、営業利益が1.2%増の68億2,300万円、経常利益が3.5%増の79億9,900万円、純利益は10.8%増の52億2,500万円となり、増収増益を維持した。
連結財政状態は、総資産が1,270億3,600万円、純資産が846億8,200万円、自己資本比率は2.5ポイント改善して66.7%まで高めた。
営業収益が5.8%増の2,659億3,600万円、営業利益が1.7%増の71億6,200万円となったスーパーマーケット事業においては、ハツトリーが連結子会社となったことに加え、連結会計年度に4店舗の新設を行ったことなどで、営業収益は過去最高を更新した。
営業費用については、商品と原材料価格の高騰に伴う仕入高の増加や、物流費の増加などがあったが、電力料は使用量削減などにより上昇を抑制。また、人材への投資として賃金の積極的な引上げを行ったほか、顧客の要望に応え、決済手段の多様化、キャッシュレス決済利用率上昇への対応を行うとともに、店舗などへ積極的な投資を実行。
このほか、店舗運営コストの増加に対しては、生産性の向上を図るとともに経費削減対策を講じ、営業費用の抑制に努めた。
2026年2月期の連結業績については、営業収益で3.0%増の2,747億円、営業利益で7.0%増の73億円、経常利益で5.0%増の84億円とし、堅調な伸びを見込んだ。