鍵1本で警報、商品入れ替えに対応 体感売場づくりをサポートする万引防止警報装置

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21年夏、InVue導入開始、すでに5店舗以上で稼働—株式会社ノジマ

ノジマの一眼レフ売場
ファインダーをのぞき込みながら、無理なく、一眼レフを構えることができる

 デジタル家電専門店ノジマが8月に東武百貨店池袋本店内へ出店した池袋東武店は、メーカー派遣員ではなく全て自社スタッフが接客を担当し、お客さまのニーズに合った提案をする“コンサルティングセールス”を強みとする同社として、その実力を試される店舗だ。

 「百貨店を利用される方は、価格や品数よりも、丁寧でお客さまに寄り添った対応を重視される方が多い」と語るのは店長の鈴木靖哲氏。

InVueを導入したノジマの店舗
エクステンダーの先で点灯していれば、アラームが正しく設定されていることの印だ

 アラームの誤報や発報に対しても、敏感に反応されるお客さまが多い。そこで同店では、パソコン、カメラ、小物家電(シェーバー)など、約100アイテムをInVueで監視している。

 「導入により、発報、誤報が大きく減少。実機を試されるお客さまが確実に増えている」(鈴木店長)。

 IRキーはスタッフ全員が常時携帯。いつ発報があっても、すぐに止められるし、商品の入れ替えも簡単。アラームチェックもランプの点灯を確認すればよいだけだから、InVueの仕組みに慣れるにしたがい、これら一連の作業にかかる工数、時間ともに減少しているという。

 営業開発部次長の島田敏行氏は「携帯電話の展示で導入していた店舗もあり、もともと、なじみはあった。巣鴨のショールームで実機を確認し、『これなら展示品が触りやすくなる』と導入を決めた」と当時のことを振り返る。

 21年夏、池袋東武店からスタートしたInVue導入は、すでに5店舗に広がっている。

右)株式会社ノジマ営業開発部SSP・営業支援グループ次長 島田敏行氏と左)ノジマ池袋東武店 店長 鈴木靖哲氏
右)株式会社ノジマ営業開発部SSP・営業支援グループ
次長 島田敏行氏
左)ノジマ池袋東武店 店長 鈴木靖哲氏
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