[北京 30日 ロイター] – 中国の食品デリバリー大手、美団が30日発表した4─6月期決算は22億1000万元(3億4180万ドル)の損失を計上し、3四半期連続の赤字となった。同社は事業多角化投資を継続している。
前年同期は27億2000万元の利益を計上していた。
総売上高は前年同期比77%増の437億6000万元。中国インターネットサービス大手である騰訊(テンセント)が支援する美団が手掛けるサービスにはホテル予約や自転車シェアリングも含まれている。
リフィニティブがまとめたアナリスト15人の予想平均は423億2000万元だった。
中核事業の食品配達事業の売上高は前年比59%増の231億3000万元だった。
共同購買サービス「美団優選」を含む「新業務およびその他」事業の売上高は113.6%増の120億3000万元だった。
一方、美団は独占禁止当局から「大幅な額の」罰金を科される可能性があると警告。当局は4月、美団がレストランなどに自社のプラットフォームのみの利用を強要したとする反トラスト調査を開始した。
美団は決算報告書の中で当局の調査に積極的に協力していると説明した。