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ビヨンド・ミート、中国で植物由来の「豚のひき肉」発売

ビヨンド・ミートが製造した植物由来のパテを添えたバーガーを展示するスタッフ
植物由来の代替肉を製造・販売する米ビヨンド・ミートは17日、植物由来の材料で作る「豚のひき肉」を中国で発売した。写真は、ビヨンド・ミートが製造した植物由来のパテを添えたバーガーを展示するスタッフ。2019年11月8日に北京市内で撮影。(2020年 ロイター/Jason Lee)

[17日 ロイター] – 植物由来の代替肉を製造・販売する米ビヨンド・ミートは17日、植物由来の材料で作る「豚のひき肉」を中国で発売した。アジア市場で拡大する需要を取り込む。

商品名は「ビヨンド・ポーク」。当初は上海の人気レストラン5店で提供する。

中国の豚肉消費は世界1位。新型コロナウイルスの流行を受けて、海外企業からの食肉の供給に悪影響が出ており、中国政府は食料の安全保障を重視している。

ビヨンド・ミートは6月、中国の電子商取引大手アリババ・グループ・ホールディング傘下の生鮮食品・食料品チェーン「フレッシッポ」を通じて、中国本土で植物由来のハンバーガーパテの小売り販売を始めると発表している。

ビヨンド・ミートは1年前に株式を上場。上場以降、株価は60%以上値上がりしている。ベジタリアン向けのメニュー拡充を図るファストフード店への販売が好調だ。

ビヨンド・ミートと競合する米インポッシブル・フーズも、香港とシンガポールで植物由来の「ビーフバーガー」を発売。中国本土でも規制当局の承認を待っている。