[ベルリン 5日 ロイター] – ドイツのアルトマイヤー経済相は5日、新型コロナウイルス感染再拡大を受け、産業活動が再び停止することがあってはならないと述べた。
ドイツ経済は第2・四半期に過去最悪となる9.7%のマイナス成長に陥ったが、第3・四半期は感染抑制策緩和のほか、政府刺激策に支援されて回復。ただここに来て感染が再拡大していることで、経済活動の再減速が懸念されている。
アルトマイヤー氏はドイツ産業連盟(BDI)が主催した会議で「産業活動が再び停止されることがあってはならない」と指摘。感染拡大抑制の焦点は感染経路の検知と感染者の隔離になっていると述べた。
新型ウイルス感染拡大が欧州債務危機の再来につながる恐れがあるかとの質問に対しては、10年前と比べ大半の国の財政状態は改善しているため懸念していないと語った。