![米ウォルグリーンとドアダッシュのロゴ](https://diamond-rm.imgix.net/wp-content/uploads/2020/07/368ee2a3be4a623e7b187d5ef0355aa9-1.jpg?auto=format%2Ccompress&fit=crop&h=205&ixlib=php-3.3.0&w=300&s=9d1f44cb9807dbade8aab41db406341d)
米ドラッグストア大手のウォルグリーンは、料理宅配サービスのドアダッシュ(DoorDash)と連携して、店舗からの商品宅配を始めた。7月16日にシカゴ、アトランタ、デンバーの3都市でスタート、今夏中にシンシナティ、クリーブランドなど7都市にも広げる。その後も順次、対象都市を拡大し、全米展開を目指す。
ドアダッシュの専用モバイルアプリまたはウェブサイトから、ウォルグリーンの店頭で取り扱う一般用医薬品や日用品、化粧品、飲料、菓子など約2300品目の商品を注文できる。今夏中には注文できる商品を5000品目に増やす。
月額9.99ドルを払ってドアダッシュの「ダッシュパス(DashPass)」会員となっている場合、12ドル以上を注文すると配達料が無料となる。
ウォルグリーンは、ドアダッシュの競合相手であるポストメイツ(Postmates)と連携した商品宅配サービスをすでに展開しており、今年3月末には全米50州の7000店舗以上に同サービスを広げた。
ドアダッシュは料理宅配サービスの米国最大手。米国、カナダ、オーストラリアの4000以上の都市で事業を展開している。ウォルグリーンと並ぶドラッグストア大手のCVSファーマシーやコンビニエンスストアの米7-イレブンなどもドアダッシュと連携して商品宅配を行っている。
なお、ポストメイツについては、同業のウーバー・イーツを傘下に持つ米ウーバー・テクノロジーズが、株式交換で完全子会社化することを7月6日に発表している。