[1日 ロイター] – 米ジェフリーズ・ファイナンシャル・グループは、新型コロナウイルス危機を受けて、対等合併が急増するとの見通しを示した。
企業は危機を乗り切るため、効率良く事業規模の拡大を図ることを目指しているという。7月のニュースレターで明らかにした。
同社は対等合併とすることで「安値で買収されたというイメージを抱かれずに」経費を削減し、利益を増やせる可能性があるとしている。
小売り、観光などの産業は、新型コロナの流行で販売が急減しており、新規の資本調達が難しい企業は多い。
同社は「現在の経済環境では、スケールがますます重要になる。新型コロナの影響で、規模の小さい企業には厳しい視線が向けられている」と述べた。
同社は「V字型」の景気回復が実現する可能性は低いとも予想。財政刺激策が縮小されるリスクや感染第2波のリスクがあるとしている。
ただ、感染が再拡大すれば、連邦準備理事会(FRB)が金融政策を緩和し、株式市場が値上がりする可能性もあるという。