ペプシコ、老舗ブランドの名称など変更へ 「人種的な固定観念」
[17日 ロイター] – 米清涼飲料大手ペプシコは17日、パンケーキミックスやメープルシロップ「アント・ジェミマ」ブランドの名称とロゴの画像が「人種的な固定観念(ステレオタイプ)」に基づくと認め、変更すると発表した。
アント・ジェミマは130年超続くブランド。ロゴのアフリカ系米国人女性は白人の家庭で使用人や乳母として働く黒人女性という人種的な固定観念に根付いているとし、ミネソタ州の黒人男性暴行死を引き金に人種差別に対する抗議デモが広がる中、ソーシャルメディアでは同ブランドを批判し、不買運動の機運が高まっていた。
ペプシコ傘下のクエーカー・フーズ北米事業によると、アント・ジェミマのロゴが付いていない商品の販売は第4・四半期から開始される。新たな名称やロゴについては発表していない。