[ベルリン 23日 ロイター] – IFO経済研究所は23日、新型コロナウイルスの影響について、2020年のドイツの国内総生産(GDP)を2550億─7290億ユーロ押し下げる可能性があると指摘した。
フュースト所長は「経済への影響は、ここ数十年にドイツを見舞ったいかなる経済危機や天災を上回る規模になるだろう」と語った。
所長は、経済の部分的な停止状態が2カ月続いた場合、GDPの押し下げ幅は2550億─4950億ユーロで、3カ月続いた場合の影響は3540億─7290億ユーロに達するとした。
ドイツの感染症等の研究機関であるロベルト・コッホ研究所(RKI)の集計によると、新型コロナのドイツの感染者数は累計で2万2672人、死者は86人となった。22日時点では感染者1万8610人、死者55人だった。